先週末の話しです。
年を取ると時がたつのは早い物で、あれから二年がたちました。
6月に入ったら彼に会い行こうと決めていたので、日曜に奥多摩を走ってきました。
本当は2日の日曜に行く予定でしたが、前日にルマン会議の反省会という名目の飲み会が浅草であり、
酒は強くないのについ楽しさにつられ、「天国」とかいうカクテル(電気ブランに何か混ぜてある)を呑んだら
翌朝2日酔い・・・、情けないことに断念してしまいました。
バイク降りたら普通のおやじ(笑)
ドカマン議長の希望で浅草でお店を探し、らしくもつ煮+ホッピーのお店にしてみましたが、
これが意外に好評で、一応幹事だった私はほっとしました。
昔は浅草のもつ煮屋など地元の人のもので、何となく恐くて入れない雰囲気でしたが、
今は観光化されており、明るくて若い人や女性も多かったです。
予約したので一応小上がり確保
お値段は決して安い訳ではありませんが、4時間以上も粘り2次会も行かずに解散となったので、
結局安くつきました。
けど、おやじの夜は早いです、10時過ぎには解散です。
お店が閉まった夜の仲店も、雰囲気ありますね。
このあと何人かは、あらぬ方向へ消えていきましたが・・・、
大人ですから何処へ向かったかは詮索しない事にしましょう(笑)
ところで、呑んでいる最中に私の携帯が鳴り、
「ルマン会議でお世話になった○○です」と女性の声・・・
はて、誰だろう?と思ってお話すると、泉ピ○子似の中棚荘の女将でした(笑)
ドカマンさんが会議の件で先日電話を入れたらしく、その時女将不在で連絡先を聞いていなかったそうで、
「彼の連絡先教えてください」、との事でした。
「ああ、その方なら隣で呑んでますよ」と電話を代ると、ドカマンさんが何やら交渉。
で、その場で来年の会議の予約しちゃた様です、早っ!(笑)
という事で、来年の会議は小諸の中棚荘で「5月10・11日」で決定しました。
皆さん、日程の調整よろしくお願い致します(爆)
という感じで、ぐーたらに過ごしてしまったので、気を取り直して先週末の日曜日、
この日も梅雨の合間の晴れ間(というか梅雨なのか?)が広がっていたので、奥多摩へ行くことにしました。
けど、直接行くには早いので、とりあえず久しぶりにサンクチュアリへ。
相変わらず、変なバイクとへんなオヤジが沢山集まってました。
中でも恐そうなお二人は、この日は4輪で来ているようでした。
このアルファは見るたびに綺麗になっている様な気がします、愛情たっぷり。
また、やんちゃ仕様?のX1/9も、かなりいい感じに仕上がってました。
私はこのシャープなデザインが大好きです。
私は久しぶりにルマン、と思いましたが何となく、やっぱり虎吉で来てしまいました。
ニューフェイスは指名がかかりやすいのは、どの世界でも一緒です。
三陸ツーリングで感じた感触を、走り慣れた奥多摩で再確認してみたかったのです。
いつもの感じで談笑し、のんびりしていると11時回ってました。
ここは居心地がよいのでつい長居してしまいます。
慌てて支度をし、出発しようと思ったらタミピンさんが、
「あれ、ライトのリフレクターもげてない?」と。
見るとライトケースの中で、何か転がっていす。
夜になるまでには帰宅する予定なので、とりあえずライトは無くても何とかなりそうですが、
走っていて中でコロコロ転がるのも嫌なので、ライトケースはずして取り出しましたが、ぽっきり折れてました。
私がまごまごやってたらタミピンさんがやってくれ、ありがとうございました。
そんなで、ほとんどの皆さん帰ってしまったので、これはチャンスとばかりに
タミピンさんの緑ちゃんを、少しだけ試乗させてもらいました。
何だか似合ってませんか?(笑)
このV7スポルトは950ccになっていると聞いていたので、ルマン1000みたいなのを想像してましたが、
乗ってみると全然違いました。
グッチは、750、850、950(1000)とそれぞれ特色があると思いますが、
私の個人的印象では、750が一番鼓動感というか、パワーはありませんが爆発感が強いと思ってます。
850は、どろーんとした少しまろやかな、ある意味グッチらしい感じで、
950はパワーがある分荒々しい、悪く言えばパワー任せで少しがさつな印象がありました。
この緑ちゃんといえば、ちゃんと750の鼓動感が残ったまま、全体にトルクアップした感じでした。
決して馬鹿速な訳でない所が素晴らしい、うまく説明できませんが、ちょっと感動ものでした。
その感想をタミピンさんに伝えると、
「それを狙ったんだよ、とにやり」、さすがです、感服致しました。
私見ですが、多分プロのチューナーはこういうチューニングはしないと思います。
客はモアパワーを求めるだろうし、またこういう要望出すというか、出せる客は多分いないでしょう。
詳しいことはメカゴジラな頭の私には説明できませんが、カムや給排気、キャブの選定など、
微妙なバランスで成り立っている緑ちゃんのエンジン、この鼓動感の演出を狙って組んだと思うと、
タミピンさんは、やはり教授と言うほかありません。
多分ノーマルのv7組んだ時に研究しているからこそ、出来る技だと思いました。
そしてハンドリングも軽快でしっとり、驚くほど素直で乗りやすく、これもノーマルv7の延長だそうです。
ちょっとだけの試乗でしたが、よいバイク(波長が合う)は、300m走って3っつ角回れば8割方解ります、
けど、あとの2割を味わえるのはオーナーの特権ですので、詳しくは教授に聞いて下さい。
タミピンさん、アンバサと交換して下さい、ルマンもつけます(笑)
冗談ですが、その位このバイクは久しぶりのインパクトでした。
と、前置きだけで終わってしまう勢いですが、11時半頃やっと出発しました。
いつものコースで、中央道上野原インターから、小管経由で柳沢峠でリターンです。
定点観測ポイントです
梅雨時なのに、心配です・・・
そして、ここから一気に駆け上がって、
と思いましたが、この日は朝飯抜きで腹ぺこでした。
そこで少し荒れた細い道を走り、いつものおそば屋さん目指しました。
けれど、あれ?お休みです、日曜なのに?
そう言えば前回W3で来たときも休みでした、ばあちゃんくたばって無ければいいのですが・・・
仕方なく、少し上にあるお蕎麦屋さんに入りました。
ここも来たことありますが、もみじ庵さんより少しお値段が高いので、一度っきりでした。
でも、そば自体は正直もみじ庵さんより、美味しいかも?しれません。
野菜天ぷらとざるそば、1030円でした
奥の駐車場に、CB750FOURとか止まっていましたが、蕎麦屋にはそれらしい客がいません。
おかしいな?と思ったら、奥にピザ屋さんが出来たようで、今度はそちらへ寄ってみよう。
やっとお腹が落ち着き、少し気合いを入れて走って見ます。
走り慣れたコースで走れば、虎吉の特性がつまみやすいというものです。
でも、気合いといっても、いつものヘタレペースですが(笑)
少し慣れて、調子の乗って下りのヘアピンが連続する区間でフルブレーキ掛けて突っ込んだら、
リアがロックして暴れだし、冷や汗かいたのは内緒です(笑)
確かに虎吉はリアブレーキの感触が少し曖昧なのですが、
リアの荷重が、グッチやBMに比べると抜け易いのかな、でも転けなくて良かった~
そして気を取り直し、色々試しながら走ってみますが、このバイク腐っても虎です。
パイプにしては低く幅広いハンドルですが、以前乗っていた方に聞くとこれがノーマルだそうで、
だから乗り方もそれに合わせて、セパハン乗るように低く構えて乗らないとうまくまがってくれません。
もう少しアップライトのハンドルにと思いましたが、多分そうすると曲がらなくなりそうです。
結局ドカは、乗りたいなら楽して乗るな、という事なのでしょうか。
成りは虎でも、やっぱりイタリアンの伊達男した。
そんな感じで少し乗り方が分かり調子に乗って走っていると、ガシャーン後で音がしました。
やばっ!、部品でも落としたか?
と思い焦ってミラー見ると、道路に何か落ちていました。
バイク停めて見ると、友人の手みやげに買ったトリスのポケットボトルとスルメが飛び散ってました。
この日はタンクバックやめて、ユ○ク○半額で買ったショルダーバック背負ってました。
何故かそのファスナー全開で・・・
あーあ、手みやげ無くなったよ、としょんぼりしながらよく考えると、携帯や帽子もありません(汗)
青くなってすぐUターンして来た道引き返し、対向車線探しながら走りました。
まず帽子がすぐ見つかりましたが、携帯はダメだろうな、
と諦め半分で4~5km引き返すと、ありました。
買ったばかりの白いスマホ、道の真ん中に落ちていました。
しかし、いくら田舎道とはいえ踏まれずに生き残っていたのは奇跡です。
確かめると電源も入り通じます、シリコンケースに入れていたとはいえ偉いぞSONY(笑)
トリスが落ちなければ気がつかず、峠の頂上まで走っていたでしょう。
これはきっと友人が教えてくれたのかもしれません、ありがとう~と一瞬思いましたが、
よく考えると、先にトリスが落ちてくれれば・・・、意地悪な人ですね(笑)
気を取り直し走り、柳沢峠の頂上へ。
この日は天気がよかったので、バイクばかりかハイキングの人が沢山いました。
けど、残念ながら富士山は拝めず。
缶珈琲飲んで一服した後、Uターンして彼の所へ向かいました。
お土産なくなっちゃったけど、勘弁してねと合掌。
こちらはまだ乗ってる、というか懲りずにまた違うバイクで来てしまいましたけど、
私はもう少し乗り続けますよ、と報告しました。
今年は不思議にドキドキしなかったのは、時間がたっただけではない気がします。
偶然ですが、あの日一緒に走っていた友人二人も、この日のここ訪れていた様です。
きっと皆が来て、彼も喜んでいたのかも知れません。
また来年来ます、今度はトリスでなく角にするねと約束し後にしました。
あの日、切ない気持ちでヘリコプターを待った駐車場も、沢山のバイクで賑わっていました。
少しだけ休憩してから来た道を引き返し、
現場でホーン2回慣らして挨拶がてら、アクセル全開でベベルの快音聞かせてやりました。
いいだろ~、ベベルの音は(笑)
私は持病があるので、死ぬまでとはいかないかも知れませんが、
乗れなくなるまでバイクは乗り続けたいと思います。
乗り続ければ事故の確率はゼロではありませんが、バイク乗りならこの気持ち理解して頂けると思います。
けど買うのはこれで打ち止めにしたいな~、あっ虎は借り物ですけど(笑)